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■神戸朝日病院
--神戸市第二次救急病院--
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早期肝細胞癌における長期予後の検討 |
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【目的】15mm以下の早期肝細胞癌の長期予後について16mm以上の非早期肝細胞癌と比較した。また早期肝細胞癌の長期予後について1.
結節の大きさ,10mm以下(21例)と11〜15mm(26例) 2. 組織の分化度,高分化型(28例)と高〜中分化型(15例)
3. 結節の個数、単結節(33例)と複数結節(14例) 4.動脈血流,有り(15例)と無し(23例)5.門脈血流,有り(17例)と無し(17例).
6.臨床病期, I(24例),II(20例),III(3例)について検討した。
【対象と方法】対象は1988年4月から1999年12月まで当院において画像及び病理組織にて診断し,治療し得た早期肝細胞癌47例,62結節と非早期肝細胞癌193例であった。動脈血流の有無についてはCO<SUB>2</SUB>US
angio又はCTAで,門脈血流の有無についてはCTAPで評価した。臨床病期及び組織分化度は原発性肝癌取り扱い規約に依った。生存率分析はKaplan−Meier法、検定はLogrank
testにて行い,p<0.05を有意とした。
【結果】それぞれの3年,5年生存率を示す。(1)早期肝細胞癌61%,45%. 非早期肝細胞癌 22%,11%. (2)10mm以下
85%,72%. 11〜15mm 64%,36%. (3)高分化型 85%, 59.8%. 高〜中分化型 70%,43%.(4)単結節
79%,46%. 複数結節 70%,62%.(5)動脈血流有り 75%,35%. 動脈血流無し 68%,46%.(6)門脈血流有り
67.5%,25.0%. 門脈血流無し 69.7%,47.5%( 7)臨床病期 I 91%,91%. II 67%,12%.
III 33%, 0%.
【考察】15mm以上の早期肝細胞癌と16mm以上の非早期肝細胞癌の5年生存率に有意の差を認めた。15mm以下の早期癌のうち5年生存率に関与する因子として結節の大きさ(
10mm以下か11−15mmか),臨床病期が有意であったが,結節個数(単数か複数か),組織の分化度(高分化型と高~中分化型),動脈血流,門脈血流の有無については有意差はなかった。
【結論】肝癌の治療において予後改善のために早期診断,とりわけ10mm以下での診断の重要性が再確認された。
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