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非アルコール性脂肪性肝炎(NASH:ナッシュ)

ウイルス性肝炎とは、全く異なる原因で発生する慢性肝臓病として非アルコール性脂肪性肝炎(NASH:ナッシュ)という疾患があります。NASHは、20年前から米国で、日本でも10年前から疾患概念として確立されましたが、その重要性は、まだ社会全般に認識されていません。
2006年、メタボリックシンドロームという医学用語が流行語大賞になり、その言葉はすっかり社会に定着しました。脳梗塞や心筋梗塞の危険因子として生活習慣改善の重要性が注目を集めています。
ひとことで言って、NASHとはメタボリックシンドロームの肝臓版というべき疾患です。C型肝炎やB型肝炎などのウイルス疾患ではなく、アルコールも飲まない人が、知らず知らずのうちに肝硬変や肝癌に進んでいく病気です。肥満、運動不足などによる脂肪肝を背景として、糖尿病、高血圧症との関係が深いと考えられています。日本では、およそ100万人の患者がいると推定されています。
NASHの診断においては、コンピューター断層撮影(CT)や超音波検査などの画像診断も有効ですが、肝生検による病理組織学的診断が最も正確です。治療法の基本は、体重減量など生活習慣の改善が重要ですが、ビタミンEなどの薬物療法の有効性も報告されています。
21世紀に入り、世界と同様に、日本においても肥満人口が増える中、慢性肝臓病の「NASH」は今後ますます注意を要する重要な疾患であることは間違いありません。
当院では、専門外来を設けNASHの診断・治療を行っています。

NASHの肝生検像

正常な肝細胞と比べ、丸く白く抜けているところが脂肪です。NASHは脂肪肝に加え、炎症(紫色の点が集まっているところ)が起こっています。

NASH 正常肝 アルコール性脂肪肝
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