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TAE(肝動脈塞栓療法)・・・

肝細胞がんに栄養を供給している動脈にカテーテルという細い管を挿入し、造影剤を入れて、肝臓の血管を確認します。治療が必要な場合は、がんに行く血管に抗がん剤を入れます。ゼラチンスポンジを使って血管を詰めてがんに血液がいかないようにする治療です。

PEIT(エタノール注入療法)・・

超音波装置で、肝臓の腫瘍を見ながら、針をさし、針を通してアルコールを注入する方法です。エタノールによって肝細胞がんは、固まって死んでしまいます。

RFA(ラジオ波焼灼療法)・・・

ラジオ波を腫瘍部分にあてて細胞内のイオンの振動により、摩擦熱を出します。この熱のよって細胞内の水分がなくなりがんを治療します。

超音波装置で肝臓の腫瘍を観察しながら、細いラジオ波電極針を腫瘍に穿刺し、ゆっくりと広い範囲がんを焼く方法です。

◇ラジオ波治療の実際

適応 腫瘍が3cm以内、3個以内
禁忌 出血傾向のある方。コントロールできない腹水のある場合。ペースメーカーの植込み術を受けている方
所用時間 1回の焼灼時間は約10分です。近くに血管が通っていると血液の流れによって冷却され、焼灼しにくいことがあります。そのような場合は穿刺位置、角度を変えるなどして再度焼灼します。
治療判定 造影CT、造影エコー、MRI、肝生検などで焼灼範囲(腫瘍が壊死し血流がなくなっているか)を確認します。焼灼できていない部分があれば、再度その部分を狙ってラジオ波による焼灼、もしくは他の方法で治療します。
合併症 出血、黄疸、胆管損傷、胃潰瘍、肝膿瘍
その他
ラジオ波はPEITやPMCTに比べ、容易に安全域が確保でき、確実な凝固壊死が得られ、少ない治療回数で同じ効果を得ることができます。今後は転移性肝がんを含めた適応拡大が期待されます。

◇RFAに使用する針について
展開型の針と単針型の針があります。

展開型
10本の針がかさ状に展開するため、治療中も針が動きにくいです。
10本の針を格納するため針が太く、患者さまの負担が大きかったのですが、最近細い針が開発されました。
単針型
針が細いため穿刺しやすく、エコーでも確認しやすいため、目標の位置を狙いやすい。
針を冷却しながら行うので、1本の針でも目標の範囲を焼灼することができます。

◇超音波ガイド下ラジオ波焼灼療法

治療前
黒く丸く抜けて見えるのが治療する腫瘍です。

RFA治療
通電スタート→針先から腫瘍全体が焼灼されていき、白く変化しています。
この症例の焼灼時間は約8分でした。

◇造影エコーによる効果判定

治療前:周囲に比べ腫瘍の血流が豊富なため、良く造影されています。(中央の赤く見えている部分)RFA治療後:治療により腫瘍の血流がなくなったため、造影されません。(黒く丸く見えるところが治療した部分)


リザーバー留置による抗がん剤動注化学療法・・・

がんに行く血管にカテーテルという管を入れて留置する方法です。外科的に開腹して入れる方法と内科的に入れる方法があります。カテーテルが入ると目的の血管に抗がん剤注入が簡単にできるようになり、外来通院で行うことも可能になります。

参考 日本肝臓学会発行 肝がん撲滅のために

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