


















 |
■神戸朝日病院
--神戸市第二次救急病院--
〒653-0801
神戸市長田区房王寺町3-5-25
連絡先
電話:
078-612-5151(代)
FAX:078-612-5152
email:info@kobe-asahi-hp.com |
|
 |
|
 |

- 胆汁の分泌
胆汁の主な成分は、胆汁酸とビリルビンである。胆汁酸は、脂肪を水となじみやすくして、消化酵素であるリパーゼの作用を受けやすくする。胆汁は消化酵素は含んでいないが、脂肪の消化には大切な働きをしている。尚、胆汁酸は、小腸で吸収され、門脈を経て、再び肝臓に返される。またビリルビンの一部も、小腸から吸収されて肝臓に帰ってくる。こうして、胆汁酸やビリルビンが肝臓と小腸の間を循環することを、腸管循環という。
- 血糖の調節
血液には、一定量(80〜100mg/dl)のブドウ糖が含まれている。これを血糖という。肝臓は、血糖が多すぎるときは、余分なブドウ糖をグリコーゲンとして蓄え、少なすぎるときは、グリコーゲンをブドウ糖に戻して血液中に放出する。食事をとった後は、大量のブドウ糖が小腸から肝臓に送られてくるが、これは肝臓に蓄えられ、空腹時に放出される。
- 血漿成分の生産
血漿には、約7%のタンパク質が含まれている。このタンパク質には、アルブミン・α-グロブリン・β-グロブリン・γ-グロブリン・フィブリノーゲンなどの種類がある。これらは、肝臓で合成されて血液中に放出される。ただし、γ-グロブリンは抗体タンパクで、リンパ節や脾臓などのリンパ球が生産する。
また、血漿に含まれるコレステロールも肝臓で作られる。
- ビリルビンの除去
脾臓で赤血球が壊されるときに、ヘモグロビンの分解産物としてビリルビンができる。これは、人体に役に立たない廃物なので、肝臓は血中のビリルビンを取り込み胆汁に含ませて十二指腸に捨てる。脾臓が消化器ではないのに、脾静脈が門脈に注ぐのは、脾臓でできたビリルビンが全身に広がる前に肝臓で取り除くためだと考えられる。
- 解毒
小腸では、栄養分に限らず人体に有害な物質も同じように吸収される。肝臓は、血液中の有害な物質を捕らえて、害のない形に変えて胆汁に送りこむ。
消化管からの血液がほとんど全部門脈を経て肝臓に注ぐのは、消化管から吸収された物質を肝臓でチェックして、多すぎるものは減らし、いらないものは取り除いて、文句のない状態にした血液を全身に送るためである。つまり、肝臓は血液が運んできた手荷物を検査する税関の役目をしているのである。
タンパク質は窒素を含んでいる。タンパク質が分解すると、種々の窒素化合物ができる。肝臓は、これらの窒素化合物をアンモニアや尿素など、腎臓で処理しやすい形に変える。これも広い意味で解毒と言える。
- 異物の除去
血液には、細菌、傷口から入ってきたゴミなどのいろいろな異物が入り込んでくる。肝臓の毛細血管の内部にあるクッパー細胞は、これらの異物を取り込んで処理する。
|
 |
©2001-2012 KOBE ASAHI HOSPITAL. All Rights Reserved.
|
|