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■神戸朝日病院
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  急性肝炎 慢性肝炎
治療の場 病院中心(入院が必要) 生活の場中心(自宅、会社)
治療の方針 状態が落ち着くまで、医師の指示に従って治療を受けて下さい。 患者さま中心となります。服薬、点滴など、定期的に受診をして下さい
医療の目的 治療的要素が中心 教育的な要素が中心
食事や運動などの指導を受けながら、慢性疾患とうまく付き合っていくことが大切
安静と運動 安静 病状に合った適度な運動
過激な運動を短時間行なうよりも、ウォーキングなど適度な運動を生活に取り入れ長期間続けられることがよいでしょう

●急性肝炎の場合は、肝機能のデーターに応じた安静や運動が必要です。医師の指示に従って下さい。

●急性肝炎から継続して6ヵ月以上肝臓に炎症が持続する病態を慢性肝炎と言います。
急性から慢性肝炎に移行するのは、B型、C型肝炎ウイルスによるウイルス肝炎が多く、原因としては、約30〜40%がB型肝炎、50〜60%がC型肝炎です。
慢性肝炎は、経過の長い病気です。あせっては少しも病気は良くなりません。無理をせず、気長に病気とつきあうことが大切です。
また、慢性肝炎は治療を続けないでいると、肝硬変に進むといわれています。不安感だけが空回りして基礎的な日常生活の過ごし方を忘れ、その結果が入院、退院の繰り返しにつながることもあります。病気を正しく理解して日常生活に気をつけることが大切でしょう。

慢性肝炎の療養の基準

GOT・GPT値 検査 入浴 仕事・日常生活
50以下 2〜3ヶ月に1回 自由 普通
50〜100 1ヶ月に1回 自由 普通
100〜200 2週間に1回 週に2回 無理をしない。残業不可
200〜300 1週間に1回 週に1回 休む。又は仕事量を減らす。
300以上 入院 不可 不可
*上記は、おおよその目安です。患者さまの状態によって少しずつ異なります。
 
入浴・・・ 風呂は熱いお湯に長い時間入ると、激しい運動をしたのと同様に体力を消耗します。体調の悪いときは無理をせず、シャワーをさっと浴びる程度にした方が良いでしょう。サウナ風呂などは相当なカロリー消費をもたらすため、できるだけ避ける方がよいでしょう。
お薬・・・ 抗生物質や強いお薬は肝臓に負担をかけるので、市販薬をむやみに飲まないようにしましょう。肝炎の初期症状は風邪に似た症状が現れることが多いようです。風邪と思って、むやみに薬を飲むと肝臓に負担がかかり、症状を悪化させる危険があります。必ず医師の診察を受けてから薬を飲むようにしましょう。
旅行・・・ 国内の二泊三日程度の旅行なら疲れもたまらず気分転換になりますが、長い旅行は身体の負担が増します。無理のないスケジュールでゆったりと楽しみましょう。旅行の前後は医師と相談し検査を受けましょう。お薬と保険証を忘れずに。
仕事・・・ 慢性肝炎は自覚症状が乏しいので、つい無理をしてしまいがちですが、職場では周囲の人々に病状を説明し、理解を得るようにしましょう。
お酒・・・ 肝臓のアルコールの処理能力は、体重60kgの人で1日150gです。
しかし、肝臓をアルコールで悪くしないためには1日60〜65g以内が安全圏です。日本酒1合を肝臓で処理するには、4時間もかかります。
早く飲むのは、肝臓に負担をかけるのでゆっくり飲むように心がけましょう。

 
アルコール量60〜65gに相当する酒量
日本酒 1日2合
ビール(大ビン) 1日2本
ワイン 1日1/2本
焼酎 1日1合
ウイスキー 1日ダブル2杯
ブランデー 1日ダブル2杯

お酒の上手な飲み方
医師から飲酒の許可が出ている人が対象です。医師から禁酒命令が出ている人は論外です。

1) 1日のアルコール量は日本酒ならば1日2合、ビールなら大ビン2本まで
2) 週に2日は休肝日
3) 空腹で酒を飲まない
4) カロリーの取りすぎに注意をする(脂肪分の多い肴はとらない)
5) アルコール濃度の高いものは薄めて飲む
6) できるだけゆっくり時間をかけて飲む
7) チャンポン(いろんなお酒を同時に飲む)、はしご酒、深酒はやめる
8) 二日酔いになったら、むかえ酒はしない

感染防止について
患者さま及びキャリア(健康保菌者)の注意

1) 献血しないで下さい。
2) ハブラシ、ひげ剃り、お箸等は患者個人専用にしましょう。
3) キャリアとわかったら自覚症状がなくても定期的に肝機能の検査を受けましょう。
4) 他の病気で病院に行ったときは、医師にB型肝炎、C型肝炎であることを告げましょう。歯科医の場合も同様です。
5) 妊産婦でHBe抗原が陽性の場合は母子感染に注意が必要です。
6) 出血したときは、できるだけ自分で処理し、血液のついたものは密封して捨てるか、焼却してください。

患者さまの周囲の人たちの注意

1) 患者さま以外にもご家族の方にキャリアの方がおられる可能性があります。この機会に家族全員(特に配偶者、両親、子ども、兄弟姉妹なども)が検診をうけて、HBs抗原、HBs抗体、HBc抗体、HCV抗体などを調べ、ウイルスに感染しているかどうかを確かめておくことをお勧めします。
2) B型肝炎ウイルスキャリアのいる家族は、HBウイルスワクチンを受けた方が良いでしょう。
3) B型肝炎、C型肝炎も普通の生活をしていれば、感染する心配はありません。
4) 他の病気で病院に行ったときは、医師にB型肝炎、C型肝炎であることを告げましょう。歯科医の場合も同様です。
5) 妊産婦でHBe抗原が陽性の場合は母子感染に注意が必要です。
6) 出血したときは、できるだけ自分で処理し、血液のついたものは密封して捨てるか、焼却してください。

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