令和2年4月より、毎週月曜日の午後診(14:30〜)にて下肢静脈瘤外来を導入し治療を開始いたします。当外来では下肢の症状が静脈瘤によるものかを診断し、静脈瘤によるものである場合は治療方針をはじめ、合併症について丁寧にご説明させていただきます。

下肢静脈瘤外来のご案内

診療日:月曜日 午後診
担当医:副院長 藤井 貴子
受 付:13時30分~16時00分
診 察:14時30分~

※詳細は外来体制表をご確認ください。

ご不明な点や相談がございましたらお電話もしくはメールでのお問合せをご利用ください。

下肢静脈瘤とは

下肢には動脈と静脈という血管があります。動脈は心臓から出ていく血液が通る血管で、静脈は心臓に血液が戻る血管です。動脈は心臓から強く押し出される血液の圧力に負けないよう厚く、静脈は動脈より薄く血液の勢いが弱いため、下肢の静脈には血液が重力によって足先へ逆流しないように弁がついています。しかし、血流を支える弁の壊れが原因で、足の血液が逆流を起こし、うっ血が生じて血管の拡張や蛇行することによりコブができます。壊れた弁は回復することはありません。初期症状は、足のだるさやむくみから始まり、血管が目立つ、夜中に足がつる、かゆみ、皮膚の変色、潰瘍という症状まで発展します。初めのうちは、ほとんどの方が自覚症状を持ちません。足のだるみやむくみを日常的に感じる場合は、一度ご相談ください。

下肢静脈瘤の症状

ぼこぼことしたこぶがある 足のこむら返り、けいれんが起きる
足が痛い 足にかゆみ、湿疹がある
足に熱感がある 足に色素沈着、潰瘍がある
足が重い、だるい、疲れやすい 親族、兄弟にも下肢静脈瘤の人がいる
足のむくみ、腫れがある 立ち仕事をする職業である

※1つでも当てはまる項目があれば、下肢静脈瘤外来にお越しください。

下肢静脈瘤の治療方法

下肢静脈瘤の治療には、保存治療と手術治療があります。保存治療では、医療用弾力性ストッキングを使用した自宅療法には下肢静脈瘤の予防もしくは進行を防ぐ効果があります。弾力性ストッキングの使用は、運動、マッサージなどの生活習慣の改善とともに、症状を緩和する方法としてとても有効的です。しかし根治治療ではなく治療効果は期待できません。医療用弾力性ストッキングを着用しているときのみ効果が保たれます。

手術治療では血管内焼灼術として、レーザーファイバーによる治療と高周波(ラジオ波)治療があります。どちらの治療も保険適用になり、日帰りを含む短期手術が可能です。当院では高周波(ラジオ波)治療を採用しています。足のだるさ、むくみ、けいれん、炎症、色素沈着、潰瘍のある方は手術治療が望ましく、医師の視触診、超音波エコーの結果によって手術方針〔硬化療法、高位結紮術、ストリッピング、血管内焼灼術(+表在静脈瘤切除の追加:スタブ・アバルジョン法)〕を選択していきます。血管内焼灼術は血管を完全に取り除く従来のストリッピング手術(静脈抜去法)と比べると、傷が少なく低侵襲、美容的であります。手術時間は麻酔を含めて60分程度であり、閉塞した静脈は徐々に萎縮し、体内に吸収され最終的には消滅します。

下肢静脈瘤外来を受診される患者さまへ

下肢静脈瘤の患者さまは7割が女性と言われています。当院では主に女性医師が担当しますので、お気軽にご相談ください。また、手術は鎮静剤(麻酔)を用いて、眠っている間におこないます。痛みに弱い方、手術に不安がある方も安心して治療を受けていただけます。