部署紹介

3階病棟

大きな特徴の一つに重症患者観察室を併設しており、急性期病院の中核を担う病棟です。消化器疾患を中心として外科手術前後の患者様、整形外科手術前後の患者様、重篤な内科疾患の患者様だけではなく、人工呼吸器の管理など緊張感の高い看護を経験することが出来ます。

一方で、術後や在宅へ向けてのリハビリ、退院調整、終末期患者様の看護など、急性期~慢性期まで幅広い知識、技術等の看護力を必要とされる病棟ですが、患者様との関わりを大切にできることが一番のメリットと感じています。退院にはいろいろな形がありますが、患者様およびご家族の方の立場を考え、より良い看護を提供できたときは看護師としての役割、充実感を大きく感じることができます。

内科・外科および整形外科における周手術期看護や人工呼吸器管理をはじめ幅広い対応を求めれるため、DPNS方式を取り入れ安全で質の高い看護実践を採用しています。またスタッフが主となりカンファレンスを定期的に行うことや勉強会の企画から講師をすることにより、看護技術の向上と責任感向上を目指しています。

病棟の特色として比較的年齢層が若いスタッフが多いため、皆明るく忙しい中でも笑顔を絶やさず協力し合いながら看護を行えるチームワークがあります。スタッフが患者と向き合いやすく、尚、働きやすい環境を作るために病棟会では意見を出し合い、業務改善に取り組んでいます。

4階病棟

4階病棟は急性期、慢性期を問わず肝疾患専門治療を主としながら、肺炎、心不全、腎不全など疾患も多岐に渡り、IVR、内視鏡治療、血管治療など様々な治療が行われています。そして、終末期や悪性疾患の意思決定に立ち会う場面も多く、精神的サポート、家族のケアなど看護の力を存分に活かせる50床からなる病棟です。

中には、認知症や精神疾患を背景に介護度の高い患者様も多く、退院後の療養生活を見通した看護が必要となるため、NST活動を始めとするリハビリ、MSW、管理栄養士など多職種連携と協働によるチーム医療により、最善のゴールを常に考えながら、治し支える医療と看護に取り組んでいます。

また、スタッフのスキルアップを目指し、医師によるレクチャーやIVR・内視鏡の見学、DPNS方式を取り入れながら、OJTやOFF-JTを導入しています。

職員は20~50歳代と幅広く様々な雇用形態ですが、ヘルシーワークプレイスを病棟目標の1つに掲げ、働きやすい職場づくりを目指し一丸となって頑張っています。

5階病棟

5階病棟は地域包括ケア病棟です。
急性期治療を終了し、病状は安定していますが、退院するには不安のある患者様・ご家族様に対し、在宅復帰に向けた医療・看護・リハビリを行うことを目的とした病棟です。

地域包括ケア病棟の役割を果たすため、カンファレンスを行い、ソーシャルワーカー・ケアマネージャー・訪問看護師・理学療法士・栄養士・薬剤師・福祉用具担当者等多職種と連携を取り、患者様・ご家族様が安心して退院できるよう取り組んでいます。

5階病棟は、13:1の看護単位を取得しております。20歳代から60歳代と年齢も幅広い病棟ですが「仕事は楽しく」をスローガンに、スタッフ同士は自分の意見を言い合えるチームワークのとれた病棟です。

これからも地域の皆様と連携しながら、多職種協働し患者様が住み慣れた地域での生活を取り戻すために必要な支援をしています。

外来

外来部門は病院の玄関であり、これから患者様が安心して治療や処置を受けて頂けるよう、看護技術と接遇能力の向上を常に心がけています。外来に来られた患者様が医師より、「入院が必要」と言われ、不安になられている患者様に少しでも不安を取り除くお手伝いができるのも外来看護師の魅力の一つです。

外来看護師の主な業務は、採血・点滴、診察・処置等の介助、検査・特殊検査の介助、救急外来を外来部門で担っています。診察室は全部で4診あり、内科・外科をはじめ、各種専門外来を行っています。

検査・特殊検査では内視鏡検査や処置、シャントPTA、ラジオ波、マイクロ波などのIVR治療の介助を担うこともあります。また循環器内科医と放射線科医が協働して行う冠動脈CT撮影を行う際も、外来看護師が大きな役割を担います。

様々な検査を担うことで、患者様からの質問に対してもスムーズにお応えすることができ、尚、安心を提供することができます。外来部門はアクティビティが高く学びが多く、スキルアップを目指している方にとっては非常にやりがいのある部署となります。充実した毎日を過ごすことができるのが外来部門のメリットです。

人工透析室

人工透析療法は、腎臓の機能が低下した患者様に対し、血液を濾過する治療を行います。患者様は週に3回の治療が必要になり、1回にかかる治療時間は約3~4時間です。その治療を永久的に受けなければなりません。

そのため患者様との関係をより良くするために、私たち看護師と臨床工学技士(ME)が、安心・安全な透析治療を提供できるように常に情報共有を行い、スキルアップを行うために内部や外部の勉強会に積極的に参加をしています。

一つ一つの取り組みにより、患者様のセルフケアが向上し、透析が生活の一部だと感じていただけるような看護を提供しています。

また持続緩除式血液濾過透析法(CHDF)やその他の血液浄化療法、難治性腹水・胸水症に対する腹水濾過濃縮再静注法(CRAT)などの腎不全の方以外の特殊な治療も透析室で担っているため、様々な看護師技術の向上が図れるのが当透析室の特長です。

OPE・IVR・中央材料室

普段は患者様が自由に出入りできない病院2階にあります。ここでは主に消化器外科・整形外科の手術、血管・非血管疾患の低侵襲治療(IVR)を行っています。

血管・非血管疾患の低侵襲治療(IVR)は、血管造影・シャントPTA・CVポートやPICCやバスキュラーアクセス等の各種血管留置カテーテル設置・各種生検・マイクロ波やラジオ波を用いたアブレーション治療・各種ドレナージを実施しています。

高度で複雑な医療機器を毎日扱うため、医師・放射線技師・検査技師・臨床工学技士など多職種と連携し、安全で確実な治療ができるようにサポートしています。手術に関しては、症例ごとに術前カンファレンスがあり、周術期看護に役立てています。

また、病院全体で使用する鋼製小物の洗浄・滅菌を行い、医療物品を管理し提供する場所でもあり、縁の下の力持ちのような役割も担っています。

手術を受けられる患者様へ

手術を受ける立場になったとき、「手術がうまくいくだろうか。」「麻酔から覚めないのではないだろうか。」など、恐怖や不安があると思います。

担当看護師は、患者様の個々の状態に合わせて準備を整え、手術や治療の前後で病室に訪問して、少しでも不安や緊張を軽減できるように心がけていきたいと思います。麻酔で眠る時から起きる時まで、患者様の近くで寄り添えるように努めていきます。疑問・不安・要望などいつでも遠慮なくお声かけください。

現在、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、入院中の面会制限がありますが、手術室に入室する直前と、手術終了後の手術室退室時に、短時間ではありますがご家族・親族の方々と面会ができる時間を持てるように調整しています。実際に会って言葉を交わし握手をする、遠方の方はタブレット越しにメッセージを受け取るということが、患者様の勇気や励みになっていると実感しています。ご希望の方はお申し出ください。

アクセスACCESS

〒653-0801 神戸市長田区房王寺町3-5-25

Google MAP

バス

  1. 神戸市バス[3] [6] [11] [110] [112] 系統
  2. 「房王寺町5」バス停より徒歩約3分

バスの時刻表については、バス会社のホームページをご覧下さい。

電車

  1. 阪急、阪神、山陽、各線の「新開地駅」から神戸電鉄に乗換
  2. 神戸電鉄「長田駅」より、徒歩約6分

※「長田」とつく駅が、他にもあります。(JR新長田、高速長田)乗り間違いにご注意ください。

タクシー

JR「兵庫駅」よりタクシーで約15分