禁煙外来

禁煙外来はじめました

当院では、普段から「タバコをやめたい」でも「やめると太るのでは?」「イライラしそう」「口さみしくなるのでは?」などと、なかなかやめられず悩んでおられる方に、その方に応じた禁煙のアドバイスやサポートを行う禁煙外来を設けております。

対象者セルフチェック

以下の条件に全て該当されます外来患者様が対象です。

  • ニコチン依存症と診断された方
  • すぐに禁煙したいと思っている方
  • 「1日の喫煙本数」×「喫煙年数」が200以上の方
  • 禁煙治療に文章により同意された方

禁煙外来とは

禁煙外来とは禁煙をするための外来のことで、医療機関のサポートを受けながら禁煙の治療が受けられます。

2006年4月よりブリンクマンインデックス数:「1日の喫煙本数」×「喫煙年数」が200以上である場合、直ちに禁煙を希望し、禁煙治療を受けることについて文書で同意をしている場合には、保険適用で治療を受けることができるようになりました。また、35歳未満の方は200以下であっても保険適用で治療を受けることが可能です。

禁煙外来は原則として3ヶ月間かつ2週間に一度の通院が必要となります。つまり、通院回数は初診を含めても5回程度です。この通院頻度が少ないことから通いやすいという声も多く聞かれます。

また、過去に健康保険を利用して禁煙外来を受診したことがある方においては、前回の治療の初回診察日から1年経過しないうちは、自由診療で治療を受けることが可能です。

そのため、一度禁煙外来で治療を受けて挫折してしまったという方でも、もう一度挑戦できるところも魅力といえるでしょう。

従来、禁煙に関する明確な治療はなく、医療機関で疾病の治療などのために禁煙が必要な場合には、精神論で禁煙を目指していました。

そのため、失敗率が非常に高いともいわれていましたが、禁煙外来ができたことにより、お薬などを活用することで継続しやすくなり、チャレンジしやすい治療となりました。

禁煙外来は継続率が非常に高いことが特徴で、5回の治療終了時に禁煙を継続している人の割合は72.0%と高い治療継続効果が認められています。

自分の意思で禁煙をした場合、継続している割合は5~10%程度といわれているため、その効果がお分かりいただけるのではないでしょうか。

主な症状

タバコを吸いたくなっている男性のイラスト

禁煙外来を利用する方に多く見られる症状は「タバコをやめたくても自分の力ではやめられない」です。喫煙者の4人に1人が禁煙を考えているというデータもあります。この「やめたくてもやめられない」という喫煙は、ニコチン依存症の可能性があります。

ニコチン依存症とは、タバコに含まれるニコチンが、血中濃度の一定の値から低くなることで不快感を覚え、繰り返しタバコを吸ってしまうことをいいます。成人では喫煙を開始してから5~10年ほどでこの状態になるといわれています。

また、循環器系や脳神経系の疾患に罹患し、それらによる症状が出現したことによって治療へ踏み出す方もいます。例えば、喫煙によって不整脈が出ている、血圧が高くなっている、動悸や息切れがするという症状です。

また、呼吸器系に症状が出てくる場合もあり、例えば階段昇降やウォーキングなど、日常生活の中であまり負荷がかからないはずの運動で息切れや呼吸困難感、咳や痰が出るなどといった症状があります。

喫煙の弊害

検査内容

治療を受ける前に禁煙外来では、検査を行います。検査は呼気試験といい、呼気に含まれる一酸化炭素濃度チェックを行い、有害成分の摂取状況を把握します。

呼気試験は一酸化炭素ガス分析装置に自分の呼気を吹き込むだけの簡単な検査です。息を吸ってから20秒間息を止め、20秒間かけてゆっくりと吐き出します。この結果は、非喫煙者では3~5ppm程度、ライトスモーカーでは8~14ppm程度、超ヘビースモーカーでは35ppm以上とされています。

なお、この検査で測定される一酸化炭素は、酸素の200倍以上血液に溶け込みやすいため、検査前に喫煙をした場合には検査値に影響が出て、平均よりも高い数値が出る可能性があります。そのため、検査前にはタバコを吸わずに臨まれることをおすすめします。

この検査は、治療を受ける前はもちろん、治療中も受診毎に必ず行いますので、この検査値を把握しながら治療効果を実感していくことができるでしょう。

治療法

禁煙外来の治療を行う男性のイラスト

当院では、ニコチンを含まない内服薬“チャンピックス®”を用いた治療を実施しています。

この薬には、イライラなどのニコチン切れ症状を軽減し、禁煙中に一服してしまっても「おいしい」という満足感を得られにくくするという効果があり、禁煙率を約3倍増加させることが期待できると考えられています。

この薬を使用する場合は、禁煙外来を受診後も最初の1週間は喫煙が可能です。その後薬を最初の3日間は1日1回、以後1日2回、12週間にわたって内服していきます。
ニコチンを含まない薬のため、循環器系に病気のある方でも使用できることが特徴です。

薬を用いた治療に加えて、日常生活の見直し、指導も行います。
まずは、喫煙と結びつく行動の変容で、脂っこいものを頻回に食べることや、暴飲暴食、アルコールやカフェインの摂取を避けるようにします。宴会などで喫煙者が多くいる場所に赴かないようにすることも治療として必要です。

次に、タバコやライターを処分したり、喫煙者が集まりやすいパチンコ店や喫煙ルームのある喫茶店には行かず、図書館など喫煙がし難い場所へ身を置くことも、治療の一環として行います。

さらに、吸いたくなったときにはガムや飴を食べたり、水分を摂取したり、手の寂しさを紛らわせるように手作業をするなどの指導も行います。特に砂糖の含有量が少ない食品や果物の摂取が禁煙治療を進めていくうえで良いされています。

このように、薬を活用しながら日常生活の中でどのように禁煙を継続できるかのアドバイスを専門医から受けることも、禁煙外来での大切な治療といえます。

治療後の効果

治療にかかる費用

個人差はありますが、8〜12週間分のタバコ代と、8〜12週間の禁煙外来を受けた場合の自己負担額を比較すると、保険適用による治療費の方が安くなります。

料金(3割負担)

※ただし、処方される薬により前後します

診療日時

担当医

呼吸器内科:中嶋 泰典

「一緒に頑張りましょう!」

アクセスACCESS

〒653-0801 神戸市長田区房王寺町3-5-25

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